わたり終えるか、転げ落ちるか
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夏の終りを ぼんやり見てた

RENDEZ-VOUS夏の終り:RENDEZ-VOUS
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ネ申曲。
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う、うぉおぉ…。

 第三者の審級の普遍化は、まさにその普遍化の不可能性を具現してしまうような対象としての性格をその当の第三者の審級が帯びることによって、かえって完結することができる(かのような外観を獲得する)。「常に未だ普遍化されていない」ということを、つまり普遍化の不可能性をその第三者の審級があらかじめ表現し、含意してしまうならば、原理的に、その承認から逃れる領域は存在しえない。その第三者の審級の承認の視野に包括されていない外部であるということ―普遍化が未了であること―自身が、承認されてしまうからだ。

虚構の時代の果て―オウムと世界最終戦争 (ちくま新書)虚構の時代の果て―オウムと世界最終戦争 (ちくま新書)
大澤 真幸

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そして「極限の寛容」…か。
寄生獣(1) (アフタヌーンKC (26))寄生獣 (アフタヌーンKC (26))
岩明 均

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ウチダ先生が2つの「でも」以下で指摘されていた↓の内容は、確かにその通りだと思いますし、僕自身も自分の本棚にそういう機能を求めがちだったりするのですが、でもそれは、「買い置き」=「『自分がどんな本を読むべきか』のリスト」機能を、結局Webアプリケーションが搭載する、という形でしか解決してしまうのではないか、と思いました(ブクログには普通にそういう機能付いているように思うのですが…?)。

 電子書籍は家の中を歩く度に背表紙を向けて、僕たちに向かって「(せっかく買ったんだから)早く読めよ」と切迫してくるということがありません。「このような書物をすべて読破した人間」を理想我としてイメージするときの支えにもなりません。もちろん、iPadにダウンロードした電子書籍のリストは画面上の「本棚」にも収まっていますから、一瞥すれば、「自分がどんな本を買ったか」はわかります。でも、それは「自分がどんな本を読むべきか」のリストではありません。だって、電子書籍の最大の利点は「いつでも買える」ということだからです。読みたくなったら、そのときにタイムラグなしに買って読める。それが最大の利点なのだから、本を買い置きする必要なんかない。
 でも僕は書籍というのは「買い置き」されることによってはじめて教化的に機能するものだと思っています。

ただ、「書物の選択と配架のしかたに強いバイアスをかけている」という指摘は本当にその通りだと思いました。ここを読んだとき、今僕の本棚のウチダ先生の本の隣には、苅谷剛彦先生の本が並べられているのですが、そのことの意味を自分なりに考え込んでしまいました(ふむふむ)。

他にも、「消費者としてふるまうこと」の危険性、著作権と「贈与」のお話等、興味深い指摘が盛りだくさんでした。そして最後に↓の指摘について、(自戒も含めて)ここに転載させていただこうと思います。

 今遭遇している前代未聞の事態を、「自分宛ての贈り物」だと思いなして、にこやかに、かつあふれるほどの好奇心を以てそれを迎え入れることのできる人間だけが、危機を生き延びることができる。現実から目をそらしたり、くよくよ後悔したり、「誰のせいだ」と他責的な言葉づかいで現状を語ったり、まだ起きていないことについてあれこれ取り越し苦労をしたりしている人間には、残念ながら、この激動の時機を生き延びるチャンスはあまりないと思います。

街場のメディア論 (光文社新書)街場のメディア論 (光文社新書)
内田 樹

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生き延びるぞ!

後続の新刊も楽しみであります!
おせっかい教育論おせっかい教育論
鷲田清一 内田樹 釈徹宗 平松邦夫

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武道的思考武道的思考
内田 樹

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英語。仕事上でちょっとリハビリの必要が出てきつつも、でも自分の好きな文章じゃないと、きっと長続きしないと思って、さっと選んだ「After the Quake」。訳者がすごいのか、もともとの村上さんの物語力のすごさなのか、日本語版(原版)とまったく同じ読中感、読後感でした。うまく言えないのですが、ええっと、要は、シマオさんはシマオさんだったし、三宅さんは三宅さんだったし、善也は善也だったし、二ミットは二ミットだったし、かえるくんはかえるくんだったし、淳平は淳平でした、ということです。
After the QuakeAfter the Quake
Haruki Murakami

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神の子どもたちはみな踊る神の子どもたちはみな踊る
村上 春樹

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あ、そうそう、「アイロンのある風景」での啓介くんの名(?)ジョーク、「あわてるソープ嬢は延長が少ない」は「Like the patient hooker earns her keeps.」(=あわてないソープ嬢のように、(あわてない乞食は)生活費を稼ぐ。…直訳過ぎかしら。)となってました。なるほど。

"…You can't rush it 'The patient beggar earns his keep.'"
"Yeah," Keisuke said. "Like the patient hooker earns her keeps."
Miyake shook his head. "You're too young to be making such srummy jokes all the time," he said.


次は↓に行こうと思います。通勤中の電車で、○○駅から○○駅まで、と決めて読んでいるのも続いている理由かも、です。
The Elephant Vanishes (Panther)The Elephant Vanishes
Haruki Murakami

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複製機器(レコーダー等)メーカーが著作者に補償金を払うシステムについての話。ジャック・アタリ氏の指摘にしびれました。

 しかも、著作者は「何らかの基準」によって算出された金額を受けとる。その「何らかの基準」とは、著作物-例、レコード-の生産実績だったり、著作物使用-例、レンタル-のサンプリング統計であったりする。いっぽう消費者は、その著作物のコピー回数の多寡にかかわらず、いや著作物を複製しなくとも-家族の声や鳥の囀りの録音もありうる-一律にこの補償金を支払わなければならない。
 これについて、ジャック・アタリ-フランスの高級官僚-は「音楽ではないものの交換価値の割合に応じて、音楽に対する権利を支払わせようとすること」、あるいは「作者の報酬が、概括的、統計的、匿名的な、つまり作品それ自体の成功とは別個のものでしかなくなってしまう」と指摘している

著作権2.0 ウェブ時代の文化発展をめざして (NTT出版ライブラリー―レゾナント)著作権2.0 ウェブ時代の文化発展をめざして (NTT出版ライブラリー―レゾナント)
名和 小太郎

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21世紀の歴史――未来の人類から見た世界21世紀の歴史――未来の人類から見た世界
ジャック・アタリ

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「作品それ事態の成功」を目指すのだ!作り手よ!
観てきました、「Split the Difference」。最高でした。そしてなかなかに選曲マニアック。新曲、(大胆な)アレンジをほどこした旧曲、昔なつかしのマニアック曲を、小キャパで「ライブ録音」…、これってひょっとして「FACE TO FACE」&「SECRET FACE」でスタレビがやってた世界では…?と僕の少ない引き出しで無理やり結び付けてみました。いやぁーこういうことをやってのけるなんて、今のミスチルもあの頃のスタレビばりの成熟期(今思えば完全にピーク)を迎えたのかなっていう印象でした。プロデューサー小林さんとの関係が良いんだろうなぁ、きっと。スタレビがプロデューサー三谷さん(プロデューサー、と言ってしまいます)との関係が良かったのと同じで。いや、もちろん今のミスチルがピークだとは思わないですが。
Split the Difference
FACE TO FACEFACE TO FACE
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SECRET FACESECRET FACE
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また、正直、最初はミスチル版「フロム・ザ・ベースメント」なんだろうなぁ、と思ってました。ぽいところもありましたが、ぜんぜん違いました。「フロム・ザ・ベースメント」は最近じっくり観る機会があったのですが、スタジオっていうか海底の奥底の秘密のスタジオみたいな雰囲気が出ていて、とってもよかったです。


以下、とっても独りよがりなネタバレです↓
Dream Theaterからマイキーが脱退するらしい。XのライブにTaiji出演級に「目を疑ったニュース」でした。Avenged Sevenfoldに正式加入でもするのでしょうか。いろんなバンドに顔を出すスタジオミュージシャン(またはゲストミュージシャン)となってしまうのでしょうか。それとも自らバンドを作ってしまったりしてしまうのでしょうか。とにかく衝撃すぎていろんなことが頭を駆け巡ってしまっています。混乱。

DTは来年からレコーディング&ワールドツアーとあくまで前進姿勢ですが…。代わりのドラマー(あんなの叩ける人)いるのでしょうか。いや、技術云々よりも、知識とか感性とか、フィーリングとか、あのメンバーと合う人って…。LTEはどうなるんだろう、トランスアトランティックは続けそうだなぁ、ビートルズやフーみたいなカバーも続けそう等と、もういろいろ止まらんです。

…とにかく、ありがとうマイキー!(おそらく今まで)いちばん再生する回数が多そうなこの映像を観つつ混乱を鎮めるとします…!
Images & WordsImages & Words
Dream Theater

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Metropolis Part 2: Scenes from a MemoryMetropolis Part 2: Scenes from a Memory
Dream Theater

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もし、知識人が、その(頭の)中に貴重な情報を宿した「ミュージアム」なのだとするのなら、こういうミュージアム(=知識人)「像」が望ましいのでは、ということをこの本では手を変え品を変え言い続けているような気がしてなりませんでした。例えば、横浜美術館について、「どこか権威を誇示しているところがあまり好きになれそうにない」と言っていたり。

 これは明治期に二つの美術学校が別個に設立され発展していった、そのそれぞれの経緯のちがいを反映しているのだといってよいだろう。それにしても、日本社会の近代化の進行と密接に結びついた学校がより権威的あるいは保守的な性格を残し、伝統文化とのつながりのなかで成長してきた学校のほうに自由な気分が保たれているというのは、少し逆説的であるようにも思えるが、もっと大げさないいかたをするなら、ここからうかがえるのは、明治以降の日本におけるあらゆる領域での、東京と京都の位置のちがいそのものでもある。

ミュージアムと出会うミュージアムと出会う
富永 茂樹

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もうすぐ出る「トクヴィル 現代へのまなざし (岩波新書)」も楽しみであります!
テレビがつまらない理由がはっきりとわかりました。

 以前こんなことがありました。あるテレビのドキュメンタリー番組で、ベルギーのビール作りを取材に行きました。職人たちが伝統と革新の間で、試行錯誤しながらベルギービールを守り続けているという内容です。女性のディレクターから番組の最後に締めの一句を作ってほしいと頼まれました。私は、ビールの注がれたグラスに映る星と月を詠みました。ところがディレクターは納得しません。もっと職人たちが苦労して汗をかいてビール作りに魂を注ぎ込んでいることを俳句に詠めないのかというのです。
 俳句は「物」の文学です。「事」の文学ではありません。事柄を直接謡うものではなく、「物」に事柄やストーリーを託して、余白に漂わせるものです。

俳句脳 ――発想、ひらめき、美意識 (角川oneテーマ21 A 85)俳句脳 ――発想、ひらめき、美意識 (角川oneテーマ21 A 85)
黛 まどか 茂木 健一郎

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■「人工知能と人間 (岩波新書)」と合わせて一気に読了。ヒトの認識・理解の不完全さを思い知った2冊でした。
「わかる」とは何か (岩波新書)「わかる」とは何か (岩波新書)
長尾 真

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とは言え、絶対的な真理を認識・理解することを志向するのをあきらめたわけではなく、その方法論として「東洋的思想」「アジア的転回」を提示されていた点に非常に興奮しました。

2冊ともユーズドで買ったのですが、「人工知能と人間 (岩波新書)」の166ページにものすごく力の入った赤線が。内容はとっても同意!なので思わずそこから引用。でも何があったんだろう、前読んだ人。

頭のよい人とそうでない人の差は、推論の深さのちがいにもあるだろうが、もう一つは推論してゆく途中に得られる局面に対する価値判断にもあるだろう。ぼんやりとしていると、せっかく考えた新しい局面のもつ重要性、将来性にきがつかないが、頭のよいひとは普通なんでもないと思って見すごすところに実に大きな価値がひそんでいることを発見するのである。この直観的能力がどのようなものであるかはわからない。まして、こういったことをコンピュータに実行させることはできないのである。

この2冊を読み終えた今の頭でもう1回、「電子図書館」を読んでみよう!きっと何か新たな発見が得られるはず!
電子図書館 新装版電子図書館 新装版
長尾 真

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■ずっと見たかったのでアップされててうれしい!ただXの話になったときのピリピリ感が尋常でない…。何はともあれ、日本ロック史に間違いなく名を残すベーシストですよ!あーもう!ベース弾きたい…(ソラニン風)。
STAR BOXSTAR BOX
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大図研2日目!今大会でいちばんお目当てにしていたシステム分科会から、です。

小野永貴さんによる「国内外の事例からみるWeb時代の図書館システム~利用履歴活用、図書館ポータル、情報発信~」と題したお話。若い!フレッシュ!なのに(だから?)めちゃくちゃインテリジェンス溢れる発表!

・Amazonでは当たり前のようにある「履歴を利用したリコメンドシステム」、なぜ図書館システムにない?
・ユーザーのアクセスパス≠システムのアクセスパス。前者が非常に多様なため。
・図書館システムは「ポータル」から「リビング」へ。より快適化する方向へ。
・Input(資料収集)→Output(知的創造)。後者を生み出すキーワードはやはり「Simple & Quick」。
・情報が「遠い」「近い」について。

遠い近い
複雑シンプル
入手文献管理

SCPJのようなWeb協同作業が注目される。
・リンクリゾルバにとってAPI提供はmust。
・「0件履歴」=「ニーズがあったのに蔵書がない」と判断でき、選書に役立てることも。
<質疑>
・公共図書館では有益な利用者履歴は集まらないのでは?単館ではそもそも数が集まらないのでは?
→様々な地域との連携が必要。その際に地域別で読む本の傾向など出せるかもしれない。そもそもAmazonの履歴データをもらった方が有益なリコメンド情報を出せるかも、という話もある。
・貸出履歴を参照してリコメンドしていると、人気のある本は貸し出しされるが、日の当たらない文献は?
→リコメンドシステムには利用者の履歴に基づいたものと、コンテンツ(件名・分類)に基づいたものとがある。
・図書館システムと他部局との連携の促進は?
→シングルサインオン等、「Simple & Quick」路線で進める必要がある。
<参考>
Project Shizuku ~次世代図書館情報システム~
tulips

岡崎市立中央図書館HP大量アクセス事件についても言及され「図書館にとって良い利用者であるはずの人が逮捕される」という事実は、ほんとうに「誰も得していない」という指摘が印象的でした。

京都大学附属図書館の渡辺英理子さんによる「次世代NACSIS-CAT/ILL~展望と課題~」。「次世代目録所在情報サービスの在り方について(最終報告)」の内容を下地に、という内容でしたが、会場のほとんどの方が「既読」状態であったにも拘らず、僕はまったく読んだことがなく…あまりの恥ずかしさに下を向いてしまいました。

・NACSIS CAT/ILLのグランドデザインが共有できていないのでは。→Data、System、Service、Knowledge、People
・ERMSは次世代OPACではない。ただの権利管理。下手に活用すれば図書館の負担は増えてしまう。
・国立国会図書館との連携について。→まだまだだが、以前より確実に垣根は低くなっている。
<参考>
次世代目録所在情報サービスの在り方について(最終報告)

発表はとてもわかりやすく、渡辺さんの「NACSIS CAT/ILLのグランドデザインが共有できていない」という一言にすべてが集約されているように思いました。

午後のラーニング・コモンズの分科会も出席したかったのですが、ちょっと体調がすぐれず、ここで帰ることにしました。(夜の懇親会とかぜひ出たかったのですが!)いやーそれにしても図書館界、ホントにアツイ、と思いました。今後もできるだけ積極的に、こういう場に足を運びたいと思います!
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