わたり終えるか、転げ落ちるか
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…で、いつも以上にインドアに過ごしました。外寒いし。

■人文書院から刊行されている「レクチャー第一次世界大戦を考える」シリーズ(全6冊・1/30現在4冊刊行済)がとてもおもしろいです。たまたま大澤真幸さんの「生きるための自由論」を一緒に読んでいて改めて思ったのですが、大澤さんが丹念に論じていた「ナショナリズム」や「自由」について(または「個(人)」や「理性」について)転換する、大きな契機として「第一次大戦」があったのでは、と思います。クラシック音楽にしても、徴兵制にしても、社会(国)と個(人)との関係において、大戦を契機に、ものすごく揺れ蠢いているのが感じられました。残り4冊の方も、じっくり読み味わいたいです。
「クラシック音楽」はいつ終わったのか?―音楽史における第一次世界大戦の前後 (レクチャー第一次世界大戦を考える)「クラシック音楽」はいつ終わったのか?―音楽史における第一次世界大戦の前後 (レクチャー第一次世界大戦を考える)
岡田 暁生

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徴兵制と良心的兵役拒否―イギリスの第一次世界大戦経験 (レクチャー第一次世界大戦を考える)徴兵制と良心的兵役拒否―イギリスの第一次世界大戦経験 (レクチャー第一次世界大戦を考える)
小関 隆

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生きるための自由論 (河出ブックス)生きるための自由論 (河出ブックス)
大澤 真幸

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■ありそうでなかったこの組み合わせ。だいぶ前から気にはなっていたのですが、マーケットプレイスで大暴落していたのを見つけて購入(お得でした!)。お二人とも司会のご経験があるためか、お互いの聞き手になる場面も多くあり、そういう意味でもお得でした。
田原総一朗責任編集 2時間でいまがわかる!アタマがよくなる勉強会田原総一朗責任編集 2時間でいまがわかる!アタマがよくなる勉強会
茂木健一郎

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IPPONグランプリ2011開幕戦をようやく観ました。今回もお題、解答ともに、よじれるほど笑いました。そして優勝はおぎですか。いよいよ「笑いの巣」チームの総勝ち状態になってきましたね。バカリズムも毎回毎回アウェーな空気の中、あんなに実力を発揮できてすごいと思います。松ちゃんのコメントだけが唯一好意的な内容(と言いますかベタ褒めですよね)なのですが、会場には流れてないんですよね…。

■NHKでやってた「Perfume ドーム5万人ライブへの挑戦」、いやーとってもよかったですね。今回は3人とMIKIKO先生とのやりとりが多く放送され、その[先生-生徒]の関係の中に、Perfumeの大成功の秘訣を見た!という感じでした。内田先生の「先生はえらい」な力学がきっちり働いているように見えました。「学びのプロセス」がいい感じに回っている好例としてこの映像、使えるのではないでしょうか。
結成10周年、 メジャーデビュー5周年記念! Perfume LIVE @東京ドーム 「1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11」【初回限定盤】 [DVD]結成10周年、 メジャーデビュー5周年記念! Perfume LIVE @東京ドーム 「1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11」[DVD]

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先生はえらい (ちくまプリマー新書)先生はえらい (ちくまプリマー新書)
内田 樹

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■スペースシャワーTVでやってた「極私的神聖かまってちゃん」。渋谷に新しくできたライブハウスwwwのこけら落としライブ&ドキュメント。もう単純にカッコ良かった!今までyoutubeでは何度か観たことあったのですが、実際のライブ映像とかは初めて。ファンの子のインタビューも含めて、とっても良いつくりだったと思います。それにしてもホントにステージでケンカするんですね。ひやひやしました。
つまんねつまんね
神聖かまってちゃん

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みんな死ねみんな死ね
神聖かまってちゃん

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先週1/10(月・祝)13:00より、大阪市立中央図書館中会議室にて実施されました「日本図書館研究会 第277回研究例会『岡崎市立図書館Librahack事件から見えてきたもの』」を拝聴させていただきました。

最初は図書館問題研究会・静岡県立中央図書館の新出さんによる「Librahack事件と図書館」。非常に明快でわかりやすいお話でぐいぐい引き込まれした。とにかく当事者の中川さんの名誉回復のために、実名を使ってお話したいというスタートからもわかるように、とにかく今回の事件は図書館側の(Webアクセスといった考え方への)認識の遅れ、というスタンスが、ものすごく出ていました。Webアクセスの常識、さらにはそれらを日常的に使うユーザーの声に耳を傾けること、というお話が特に印象的でした。以下レジュメ以外での僕の個人的メモ。

・中川さんの「名誉回復」のために実名を使ってお話する。
・Libra = 岡崎市立図書館のシステムの愛称。
・新着冊数は約3,000冊。昨日と今日で何が違うのかよくわからない。ので、差分だけを取りたい。
・(一覧だけでなく)格書誌の詳細ページの内容と、予約状況(有無、件数)のデータがほしい。
・予約が多ければ、アマゾンで買おうと思っていた。
・これを実現させるプログラムを組み、稼動させていたところ、コネクションのMAX値(1,000本)に達してしまい、他の利用者がアクセスできない状況になってしまった。
・NDLのインターネット情報の収集方法は、自動収集プログラムを使って、ダウンロード間隔を1秒以上あける。中川さんのプログラムのマナーとどれほどの差が?
・8/21朝日新聞が「図書館システムに不具合」と報道。この日の報道がキーだと思っている。
・9/1岡崎市立図書館の公式見解。内容は「利用者に配慮をお願い」するというもの。また、「報道によりますと、起訴猶予処分になっているとのことです」とえらく他人行儀。
・「ボロサイトはボロいと察して配慮しろということだな」。
・9/28(これ以上ないタイミングで)個人情報流出事件。
・手順をスキップして、いきなり岡崎署にお願いしたのが誤り。
・2010年の図書館への関心は「国民読書年よりもLibrahack」。
・被害届を出せば逮捕につながる可能性がある、という認識がなかった。
・中川さんの動機:来館利用でないWEBサービスは、今後増える。
・日本図書協会の西野さん「プログラム予約は悪!」。
・図書館利用の考え方は幅が広い。プログラムアクセスは「普通」となる。
・ユーザーからの意見聴取が重要。
・図書館員は時間のシステムを使わないという悪い習慣があるので、使い勝手の悪さに気がつかないから。


続いて京都大学学術情報メディアセンター、上原哲太郎先生による「Librahack事件から見えてきたもの~公共IT調達を中心に~」。序盤は穏やかな自己紹介から始まって、徐々に皮肉のきいたシリアスな話に。図書館員のITの力、(金額のふっかけられ事例等と通した)「公共」セクションが企業にどう見られているか、「何もしない」が最適戦略、または自分たちで精査せずに、すぐに捜査令状を依頼、という「体質」のお話、どれも胸の痛い痛いお話でした。それにしても先生の、実にクリアな問題整理、素晴らしかった。ああいう風になりゆきを理解し、整理し、問題点を指摘する、という思考法を身に付けたいものです。以下レジュメ以外での僕の個人的メモ。

・和歌山大学に勤務していた時代、IT担当の愚痴をずっと聞いていた。
・(京大)図書館でシステム関係の相談があったときに、対応できるのは1.5人~2人。
・不起訴には「起訴猶予」「嫌疑不十分」「嫌疑なし」の3種類がある。今回はなぜ「起訴猶予」?
・岡崎市、MDISのプロポーザル高評価!でも実際は…。
・これで5憶?RFID対応の設備でもあるのか?…いや、ない…
・個人情報保護、OPACの処理、セキュリティ対策、で何と三菱は1位。でも実際は…?
・検索レスポンス遅い。(岡崎では修正済だが)1文字検索ができない(奈良県立図書館もMDISで検証)。
・MDISのソースから判断するに、ある大学図書館にインストール→カスタマイズ→吸い出し→ある大学図書館にインストール→カスタマイズ→吸い出し…を繰り返していたことがわかる。
・しかもMDISのソースにはコメント行に三菱電機の「み」の字もない。
・大手企業に技術者はいない…!社員ではないエンジニアが開発を担当する。
・そもそもな問題だが、公務員(体質)問題。公務員=「何もしない」のが最適戦略。
・予算採り→(図書館等、公共セクションには)価格の妥当性を検討できる人がいない。
・結果いつのまにか「倍々ゲーム」。(先生がいちど「高すぎる」と交渉したら、何と半額になった、というお話も。)
・公共だと、損害賠償等を求められるリスクがないと思われている。
・ベンダロック=SIerの必勝方程式。
・自治体にITコンサル(監査)ができる人材を!コンサル(監査)は、自治体の仕事であるという自覚を!
・もちろん、自治体にITコンサル(監査)ができる人材を置くことができても、今度はその人を監視するしくみも必要だけれども。
・今回もれてしまった貸出履歴という情報は、言わば、思想・信条にあたる情報で、機微性が高い。住所、氏名がもれたという問題よりずっと重要。)
・2011年は、本当に電子書籍元年になる。アメリカでは昨年、電子書籍が紙書籍の売り上げを超えた。
・電子書籍がメインになってきた場合の図書館員の役割は?まずはIT力。とにかくITを魔法扱いしないこと。
・それからやはりレファレンス。問われるのはレファレンス力。
・Yahoo知恵袋、人力検索はてなも、クオリティ低い。クオリティの高いレファレンス力を身につけることが重要。


今回参加させていただいて、特に感じたのは2点。ひとつは、(アクセス障害を引き起こした)コネクションプール、(個人情報流出を引き起こした)Anonymous ftp状態、MDISのインストール→カスタマイズ→吸い出し…のサイクルが見てとれるソースコード、等、実際に頭の中にイメージできる人とそうでない人と、結構理解に差が出ちゃうんじゃないかな、と思いました。今回、全体的に(岡崎市立図書館やMDISの)「ずさんさ」を示す内容が多かったので、それらを聴いて(よもや上から目線で)バカにするような嘲笑がよく聞こえたような気がしたんです。いや、確かに図書館側もベンダもずさんだった。それは間違いないです。でも、↑のしくみをきっちりイメージできた上で笑うのとそうでないのとでは、ぜんぜん違うような気がするんです。ふたつめも、ひとつめの話とほとんど同じになっちゃうのですが、「(公共、公務員)体質」のお話になったときに、ここでもまた、「この人たちバカだね~公務員ダメだね~ハハハ」という雰囲気になった瞬間が結構あったような気がするんです(気のせいかな…)。僕は、ITのしくみ(Webアクセスの考え方)への認識の低さも、体質の問題にしても、「我がゴト」として「苦笑い」こそ起きても、「嘲笑」があってはいけないんじゃないか、と思いました(繰り返しますが、確かに岡崎市立図書館の対応はずさんでした。しかし…みたいな感じです)。いや、やっぱしすべて僕の勘違いかもしれませんが…。

何はともあれ、Librahack事件について理解を深められましたし、何よりも、Twitter上でのお知り合いの方と、リアルにご挨拶させていただいたのがとってもうれしかったです!今後ともひとつ、よろしくお願いいたします!

<参考>
【参加報告】 日本図書館研究会「岡崎市立図書館Librahack事件から見えてきたもの」:空手家図書館員の奮戦記
基調講演 "Librahack"事件を総括する:りぶらサポーターくらぶ
Librahack マスコミ報道だけでは分からない岡崎図書館事件
2010年良かったものをちらほら。

■映画も観ましたが、DVDもすこぶる良かったです。特に感動した&嬉しかったのは、映画には収録されていなかったのですが、DVDのボーナストラックとCDの両方に収録されていた「隔たり」。「I ♥U」収録版と比べて、弦楽器が増えてかなりその荘厳さと、さらには桜井さんのアツさが加わって、この曲の世界観にグッと近づいたような気が最もしたアレンジでした。
Mr.Children/Split The Difference [DVD]Mr.Children/Split The Difference [DVD]

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I LOVE UI ♥U
Mr.Children

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ニューアルバム「SENSE」の方は、CDでじっくり聴きたい曲とライブで聴きたい曲がぱっくり割れた感じです。1曲目「I」」が曲調と言い歌詞と言い、今一番気に入っているかも。

■何かの録画予約を入れっぱなしにしててたまたま録ってしまった「祝女」。これがおっそろしくおもしろかった。お気に入りは、宇佐美怜(ともさかりえ。夜11時に男をボロクソに説教。勘定はいつもツケ)、ガールズヒットチャート(臼田あさ美。女子にまつわるあるあるをランキング形式で紹介。一番好きなのは最後の臼田さん「ちなみに…」。)、無限男子(友近とYOU。韓流アイドルグループのおっかけ。アツい。)。ただ、僕が気づいたのはすでにシーズン2ということで、シーズン1や夏のスペシャルとかはDVDになっているのを観るしかないみたい。
祝女~ SHUKUJO ~ DVD-BOX祝女~ SHUKUJO ~ DVD-BOX

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サラリーマンNEOの最新シーズンも良かったですね。麻生祐未さんが入ってグッと良くなった気がします。

■「トクヴィル」の「憂鬱」。デモクラシーへの「憂鬱」。(ウチダ先生もおっしゃっていた)今でもリーダブルな「トクヴィル」。彼の抱いた「憂鬱」を、彼の言葉で、もっともっと考えたくなった一冊でした。サンデル教授の「正義」が2010年大流行でしたが、僕は「トクヴィル」の「憂鬱」なイヤーでした。「癒しとイヤラシ」で示されていた「エロス」と「反エロス」の考え方にはもんのすごく力入れて同意でした。本書の元となった論文もレポジトリになっているので、今読み進めているところです。最後に「The Elephant Vanishes」を。恥ずかしながら生まれて初めて読み通した英語のペーパーバック。なのにあの読中感、読後感は、言語は違えど、やはりムラカミ。2010年は「1Q84」、「ノルウェイ」の映画化と、何かと話題でしたが、手前で足踏みしながらペーパーバック楽しめて、個人的には良かったんじゃないかと思っています。
トクヴィル 現代へのまなざし (岩波新書)トクヴィル 現代へのまなざし (岩波新書)
富永 茂樹

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癒しとイヤラシ エロスの文化人類学(双書Zero)癒しとイヤラシ エロスの文化人類学(双書Zero)
田中 雅一

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The Elephant Vanishes (Panther)The Elephant Vanishes (Panther)
Haruki Murakami Alfred Birnbaum

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まぁ他にも2010年はとにかくびっくりすることがいろいろあった年でした。POLYSICSからカヨが脱退。TAIJIがXのライブに参戦。パフュームが東京ドーム(しかも即完売)。Dream Theaterからマイキーが脱退。東浩紀さん三島賞受賞。宮台真司さんが大澤真幸さんと対談&書籍化…などなど。他にもまだまだあったような…。

今年はもうちょっと映画とか観たいな。
歴史の理解が面白くなるのも、カラヤン指揮による音楽が素晴らしいのも、やはりそこに「偶有性」があるから、という茂木史観&音楽観なのです。100%同意します!CDはこれから聴きます。
文明の星時間文明の星時間
茂木 健一郎

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カラヤン Herbert von Karajan ―音楽が脳を育てる (CD付き:茂木健一郎選曲 脳を育てる名曲11曲58分)カラヤン Herbert von Karajan ―音楽が脳を育てる
茂木 健一郎

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よし、そんなこんなで歴史の裏背景を見てみるぞ…と思って読んだ2冊から学んだのは、何より学問に対する姿勢でありました…。「創氏改名」での、新たな資料の発見につながるほどの裏づけへの執念。「日露戦争の世紀」での連鎖視点。どちらも原点回帰をこれでもかと促されました!

 一つ目に、序章で触れた麻生太郎発言である。これは麻生氏個人の認識というより、創氏改名に対してかなり多くの日本人がもっている見方を表したものといえる。不確実な根拠にもとづく一面的な見方と言わねばならないが、それを批判するためには創氏改名の全体像を示す必要があることを感じた。
 二つ目は、韓国の文書館で新しい資料を「発見」したことである。

創氏改名―日本の朝鮮支配の中で (岩波新書 新赤版 1118)創氏改名―日本の朝鮮支配の中で (岩波新書 新赤版 1118)
水野 直樹

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…言うまでもなく、人と人が織り成す社会では、さまざまな出会いや出来事のなかに思いもかけない繋がりを見出すことができることを私たちは経験的に知っています。というよりも、人間の社会は、時間や空間を超えつつ、しかも繋がっているはずのものですから、どこかで何らかの繋がりを見出すことは不可能ではないのでしょう。
 -中略-
 さらに、連鎖視点とは、繋がりを想定しながら、逆にそれによって、そこにいかに繋がりの断絶や喪失が潜んでいるのかという「失われた環」を見つけ出すための方法的な仮説でもありますから、読者の方も、ご自分の関心や知識によって、それぞれに新たな史実の繋がりや断鎖の局面などを発見する喜びを体験されることによって、本書とは違う連鎖視点で歴史をみていただきたいと思います。現在、自らを誇りたいためか、人と人とを離反させることに愉悦を見出すような歴史書がすくなくありませんが、あらゆる境を越えて人と人とを繋いでいくためにこそ歴史に学びたいと私は念じていますし、そのためにも連鎖視点が不可欠だと感じています。

日露戦争の世紀―連鎖視点から見る日本と世界 (岩波新書 新赤版 (958))日露戦争の世紀―連鎖視点から見る日本と世界 (岩波新書 新赤版 (958))
山室 信一

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