わたり終えるか、転げ落ちるか
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2/1日(土)、京大人文研・共通1講義室にて行われました公開シンポジウム「ポスト68年の思想と政治―〈階級闘争〉から〈社会運動〉へ?」に行ってきました。シニア世代(長崎浩+絓秀実)VSジュニア世代(廣瀬純+ギャビン・ウォーカー)という構図だそう(演者の先生方はもちろん、ギャラリーも豪華でした)。こうした構図に対し、廣瀬先生の「『対立』こそ重要で、シニア世代とジュニア世代は『実は(一周して)同じ』という(小賢い)指摘にはまったく意味がない」という指摘にシビれました。
共産主義の理念共産主義の理念
コスタス・ドゥズィーナス+スラヴォイ・ジジェク編
長原豊監訳 沖公祐+比嘉徹徳+松本潤一郎訳

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存在論的政治: 反乱・主体化・階級闘争存在論的政治: 反乱・主体化・階級闘争
市田 良彦

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絶望論―革命的になることについて絶望論―革命的になることについて
廣瀬 純

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絓秀実さんの上記ツイートにもありますように「近来まれな、テンション」だと私も終始興奮しておりましたが…全共闘世代の男性陣でぎっしりの会場からの質疑で「(68年)当時のような雰囲気を期待して来たのに、ちっとも興奮しない」というような指摘が…昨年末の「ニッポンのジレンマ」のはあちゅうさんと古市さんとのやりとりが過ぎりました。「いや、ワクワクしてるって!興奮してるって!」と(心の中で)ツッコんでおりました。

NHK 新世代が解く!ニッポンのジレンマ 僕らが描く この国のカタチ2014 | 過去の放送

はあちゅう「私は、学者の方の話が、ちょっと失礼ですけど、ちょっと暗いんじゃないかって思っていて―中略―今日この議論で足りなかったのはワクワク感みたいなもの。―中略―私たちが、何かもうちょいワクワクする話題にしてもよかったんじゃないかな。」
古市「いやワクワクしてましたよ。暗い話してるように見えてちゃんとワクワクしてますからね。」

徹底討論!ニッポンのジレンマ徹底討論!ニッポンのジレンマ
NHKEテレ「新世代が解く!ニッポンのジレンマ」制作班

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最後に個人的に今もひっかかっているのは「68年、大学は占拠に値する場所だった」という小泉義之先生のご指摘。そうか…大学は「占拠に値する場所」ではなくなってしまったのか…。
生と病の哲学 生存のポリティカルエコノミー生と病の哲学 生存のポリティカルエコノミー
小泉義之

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です…もはやタイムリーなものはほとんどなく…(その分マーケットプレイスで安く手に入れられますけど)…でもどれも私のエキスになってくれたように思います!(願望)「希望論」と「生権力の思想」の気になった箇所をメモ。なぜ気になったかは後述!

 たとえば柄谷行人さんが震災直後に、『災害ユートピア』という本を引用しながらこう言っていました。被災地では人々が大きな社会的混乱を呈することなく、自発的な連帯が広がったことに海外メディアからは賞賛の声があがっていましたが、『災害ユートピア』の著者レベッカ・ソルニットによれば、実は多くの災害でもそうなんだと言うんですね。災害が起きると民衆はパニックになるように思われているけれど、実際には多くのケースで、災害が起きることで地域の人々の団結が高まり、ある種のユートピア的コミューンが立ち上がる。柄谷さんは、その草の根の市民的連帯のあり方こそを今後の日本社会の礎とするべきだ、と語っている。

 ゲーム研究者のあいだで必ず参照される議論に、ミハイ・チクセントという心理学者が提唱した「フロー経験」という概念があります。これは必ずしもゲームに限った議論ではないのですが、「あまりにゲームに没入しすぎて、あっというまに時間が過ぎ去っていた」という状態のことです。チクセントミハイは、この没入体験においては「過去」や「未来」といった区分が取り払われ、瞬間的な現在がフローしていくいことから、「フロー体験」と名づけたわけです。
 そしてチクセントミハイが面白いのは、その「フロー体験」という状態がどういう条件のもとで発生するのかを分析した点にあります。それは一言で言うと、その主体が取り組んでいる課題が「易しすぎず、難しすぎもせず」という適度な
難易度が継続しているとき、人はフローに入り込んでいくのだと言うのですね。

希望論―2010年代の文化と社会 (NHKブックス No.1171)希望論―2010年代の文化と社会 (NHKブックス No.1171)
宇野 常寛 濱野 智史

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