わたり終えるか、転げ落ちるか
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
朝まで生テレビ「激論!大阪市長"独裁・橋下徹"は日本を救う?!」を観ました。やーおもしろかったです。ただ、東浩紀さんがツイートされておりました通り、「彼ら(=都構想等、橋下路線反対派)の橋下批判はおおむね具体性を欠き、揚げ足取りばかり」な印象が強かったですが、そうなってしまう原因も含めて、いろいろと思うところがありました。そのあまりにもすれ違う議論と、橋下市長のあまりの雄弁さに思わず、昔の宮台さんと保守論壇の議論をめぐる↓のお話を思い出しました。うん、「『論争』である限り」、「勝ち目はない」のだから、反対派の方々も、「テレビを見た人に『橋下っていう人、ひどいわね。あのひとたち、泣いてるじゃない』と思わせ」る作戦にすれば、まだ良かったのにと思った次第です。

岡田 「論争」である限り、僕は西部さんに勝ち目はないと思っています。西部さんが明らかにメリットがあるのは、非論理的な言葉を平気で言えるところと、年齢と、あの顔が持つ愛嬌みたいなものですよね。となると、泣きながら「そうなると、ワシが小さい頃好きだった日本はどうなるんじゃ」って言うしか、勝つ方法ないですよね。
宮台 そうであれば次のステージに行けるわけです。
岡田 言論の人っていうのは、すぐに一般性や客観的な事実に頼ろうとしちゃいますよね。西部さんだったら、まず伝統というのがあって、それで引っ張ろうとする。でも、その伝統を好きなだけで、この「好き」というのが前面に出せないですよね。「俺が好きな伝統」じゃなく、「伝統だからこれが正しいんだ」というふうに引っ張ってきちゃう。では、本質的な伝統とは何かという話になると、もう勝ち目なんて絶対にないですよね。
宮台 うん。だから「ワシの夢を壊さんでくれよ」というのが、最もまっとうで正当性のある言い方なんですよ。「ワシはこの夢がなくちゃ生きていけねぇんだ」と。―略―
岡田 テレビを見た人に「宮台っていう人、ひどいわね。あのおじいさん、泣いてるじゃない」と思わせれば、西部さんの勝ちなんですよ。それが、西部さんの好きな伝統を守る方法だから。つまり「おじいちゃんを大切にしよう」という(笑)。
宮台 「ワシの夢を壊さんでくれよ。宮台の言うように、単なる思い出にすがっているだけかもしれない。でもそれは私にとっては大切なものだ。その思い出を抱えて生きる道も許されていいはずだ」と。そういうふうに言ってくれればいいんです。そうすれば「あんたは勝手にやれ。ただし思い出を押しつけられるのはゴメンだ」と言い返せる。

マジメな話―岡田斗司夫 世紀末・対談宮台真司 僕らがバトンを受け取る日:マジメな話―岡田斗司夫 世紀末・対談
岡田 斗司夫 宮台 真司

by G-Tools
<関連>
橋下大阪市長「田原さん!! 僕のことを大嫌いな大学教授と直接討論させて」 | ニコニコニュース
橋下市長、「朝まで生テレビ!」で激論 ネットでは建設的な議論求める声も | ニコニコニュース
■最近読んだ本。「雑文集」には、かつて図書館でせっせと複写して集めたものも多く含まれていましたが、本としてまとまったものを読むと、また違った楽しみ方ができました。「「世界」はそもそもデタラメである」は、実は購入した2008年に半分くらいまで読んで、その後放置していたのですが、朝生観て宮台節を思い起こしたこともあって、(4年の時を経て)一気に続きを読みました。
村上春樹 雑文集村上春樹 雑文集
村上 春樹

by G-Tools
「世界」はそもそもデタラメである (ダヴィンチブックス)「世界」はそもそもデタラメである (ダヴィンチブックス)
宮台 真司

by G-Tools
今こそルソーを読み直す (生活人新書 333)今こそルソーを読み直す (生活人新書 333)
仲正 昌樹

by G-Tools
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://esk.blog9.fc2.com/tb.php/1050-908e16f0
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。