わたり終えるか、転げ落ちるか
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■今年のPerfumeのツアー、アンコールの1曲目がずっと「Dream Fighter」で、いつからか「Spring of Life」に変わってたのですが、DVD収録のときはいくらなんでも「Spring of Life」だろう、と思ってたらまさかの「Dream Fighter」!ええっと思ってたら特典DVDで「Spring of Life」が観れる」という。ふふん、そしてまんまと初回版を。
Perfume 3rd Tour「JPN」(初回限定盤) [DVD]Perfume 3rd Tour「JPN」

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■7/7(土)、人文研アカデミー夏期公開講座「名作再読-鉄道」に行ってきました。「名作再読」は、毎年恒例のイベントとのことなのですが、去年はDTTセッションの方を選んでしまったので、今回が初めて!「鉄道」を軸に名作3作品を再読します。まずは、久保昭博先生の「地下鉄のザジ」から。

・レジュメのタイトル(=「ついてない、地下鉄はストのまっ最中」)は大貫妙子の歌詞から。

Comin’Soon地下鉄のザジ:Comin’Soon
大貫妙子

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・クノーは1924年シュルレアリスム運動に参加。(参加した人はみんなやった)連続写真。
・ウリポ(=実験的な文学(遊び心にあふれた作家)集団)に所属。
・ゴングール賞の選出を行うゴングール・アカデミーに所属。言ってみれば査読委員。フランス文壇の目利きとなる。
・小説・詩だけでなく編集者も。「ヘーゲル読解入門―『精神現象学』を読む」はクノーによるもの。
ヘーゲル読解入門―『精神現象学』を読むヘーゲル読解入門―『精神現象学』を読む
アレクサンドル・コジェーヴ

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・ザジは20近い言語に翻訳される。
地下鉄のザジ (レーモン・クノー・コレクション)地下鉄のザジ
レーモン クノー 久保 昭博

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地下鉄のザジ (中公文庫)地下鉄のザジ (中公文庫)
レーモン・クノー 生田 耕作

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・仏文女子のマストアイテムとしての「地下鉄のザジ」。
・スト=(「地下鉄を見たい!」という「欲求の遮断」)から始まる。
・映画は出た当初は知る人ぞ知るカルトムービーだった。
地下鉄のザジ [DVD]地下鉄のザジ
ルイ・マル

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・絶世の美女マルセリーヌのイラストが(PCで)黒人に!(笑)
・ザジは「奇妙な好奇心」を持つ。例えば、ガブリエルがホモかどうか知りたい。
:ザジは「三面記事的想像力」を持つ。
・ザジの言語は「対象=言語」。例えば、水を飲む、本を読む。メタ言語(モノ・人についての言語)とは違う。
・ザジのメタ言語もあることはあるが「即物的」。
・「オケツぶー」=道徳的なもののはねのけ((当時の)文学への攻撃)。
・「地下鉄のザジ」と「ロリータ」との共通点。オリンピアプレス(ポルノ本、前衛の守護神)から出版。
ロリータ (新潮文庫)ロリータ
ウラジーミル ナボコフ

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・「ロリータ」の仏語化の立役者がクノーだった。
・「地下鉄のザジ」は「おもしろいけどムチャクチャ」/「ムチャクチャだけどおもしろい」。
・自然・法・意味(=近代社会)への攻撃。ぐにゃぐにゃなものをぐにゃぐにゃなままに。
・「年をとったの」=「不思議の国」からの脱出。
不思議の国のアリス (新潮文庫)不思議の国のアリス
ルイス キャロル

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クノーの背景の説明から始まったのですが、「ゴングール・アカデミー」で「査読委員」やってたのとかびっくり。アインシュタインが特許局でいろんな発明の審査してたこととかと結び付けつつ。そしてザジの決め台詞「オケツぶー」の解説を聞いたときに、ふと過ぎった久保先生のベンサムに関する以下の論考。「オケツぶー」と、「言語の脱魔術化」に躍起になっていたザジが、「年をとったの」というセリフを吐いたとき、「自らの外部世界について説明を与えることと、フィクションを用いることとは同義なのである」というベンサムの気づきを、思わず連想しました。「彼にとって世界の脱魔術化は、言語の脱魔術化、すなわち、言語から超越的審級と曖昧さを取り除き、語とその意味のあいだに透明な関係を作り出すことを意味」しており、「言語の不透明さは、これを本来の用法から逸脱して使用し、無用な装飾性を付与するところに生ずる」と考えていたのに、「しかし今、フィクションの轍へ踏み出さねばならない」と、「言語の『脱魔術化』を超え」た話として、「地下鉄のザジ」を読むことはできないだろうか、とふと思いました。
啓蒙の運命言語の「脱魔術化」を超えて:啓蒙の運命
久保 昭博 富永 茂樹

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…あ、やっぱ違うかも…先生、ごめんなさい。
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