わたり終えるか、転げ落ちるか
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 しかし、夜空に打ち上げた花火のように、その火花はすぐに消えてしまう。炸裂した瞬間の華やかさをそのまま持続させて行くことはできはしない。持続させるためにはその瞬間に身を滅してしまうより方法はない、……それは彼の動かすことのできない考え方であった。火花が消えたあとの闇に耐えながら、明け方までの遠い路をあらためて歩きはじめるためには、いまの彼には体力と気力が甚しく不足していた。

吉行淳之介全集〈第1巻〉水の畔り;吉行淳之介全集〈第1巻〉
吉行 淳之介

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コメント
この記事へのコメント
吉行さん。最愛の作家の一人です。
こうやって抜き出した文章を読むと、思わずうっとりしてしまいます。

また読み返してみるのもいいかな、なんて思いました。啓介さん、ありがとうございます。
2006/06/09(金) 12:08 | URL | BONZO #-[ 編集]
いやーお恥ずかしながら日本の有名な作家さんでまだ読んでない方、ホントいっぱいいるんですよね(- -;。それで「とりあえず」っていう感じで読んでみたのが吉行さんの小説だったんです。BONZOさんの「最愛の作家の一人」だったとはー!他の作品もぜひ読んでみたいと思います。逆にBONZOさんが「生理的に受け付けない作家」とかも興味あったりします(^^;。
2006/06/10(土) 19:19 | URL | 啓介 #-[ 編集]
う~む、例えば大江さんの小説は3行で激痛が走ります。実にもったいないことをしてるなと思うのですが…。

まあ、世界中の文豪をすべて好きになれるわけがないので(あるとしたらそれは絶対インチキだと思う)、潔くあきらめるのも一つの手だと思っています。

Keisukeさん、「だめじゃこの人受け付けまへん」っていう作家、いらっしゃいますか?
2006/06/12(月) 11:46 | URL | BONZO #-[ 編集]
し、しまった。昔の名前で出てしまった。「啓介」さんですね。。。
2006/06/12(月) 12:09 | URL | BONZO #-[ 編集]
息子さん絡みのエッセイは読んだことありますが、小説は読んだことないです…今度読んでみよう。BONZOさんを三行で襲う激痛たるやいかに!

ホントですね、好き/嫌いはしょうがないですよね(^^;。そしてうーん…「受け付けない」ほどまでは行かないですが、女性の作家さんが結構苦手だったりします(スゴイなーと思う方もたくさんいらっしゃいますが)。
2006/06/13(火) 01:16 | URL | 啓介 #6OcbfI92[ 編集]
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