わたり終えるか、転げ落ちるか
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新風舎倒産のニュースについて、僕も一応著者のはしくれとして見解を示しておきたいと思います。

表現したい人が非常に多い「表現者過多」な今の状況で、表現の場を与えてくれる環境を提供してくれる、というのは、それはそれで大変ありがたいことだと思っていました。いわゆる大手の文学賞とは異なり、割と気軽に挑戦できる雰囲気がある、そんな場だったことは確かでしたし、そして何より僕にとってそんな場は結構貴重だったりしました(数年前にライブを何度かやらせていただいたライブハウスも、思えばそんな場だったなぁと思います…残念ながら店はなくなってしまいましたが)。そんな雰囲気の中、コンテストでは最終選考まで何度か残らせて頂いたり、賞を頂いたり、アンソロジーに作品を入れてもらったりと、その度やっぱりうれしいものでした。ただ、その際に僕自身感じたこととしては、作品に対する評価や、本を作った後の話が、やはり「過大」だった点が少なからずあったように思います。実際、その「過大さ」をどう捉えるかに対して、今回の経営悪化に繋がる出版社-著者間のいざこざがあり、そしてそのいざこざについてはやはり、新風舎側に責められるべき落ち度があったように思います。

ただ僕は、上にも記しましたように、その落ち度を責める気持ちよりも、「貴重な場」を失ったことに対する残念な気持ちの方が強いです。おそらくそう感じている著者の方も、結構いるのではと思います。

今後民事再生手続きを通じて再建を目指すとのことですが、では、今回問題となったその「過大さ」をどう解消していくかについては、僕は以前根本要さんがインタビューで答えていた内容が、とても良いヒントになるような気がしますし、そうあってほしい、というのが僕の純粋な願いだったりします。新風舎の失敗は、「あなたもストーンズになれる!」「あなたも山下達郎になれる!」「あなたも小田和正になれる!」という勧誘をしてしまった、又は、そんな言葉を使っていなかったとしても、著者側に、そう響くような言い方をしてしまった点にあると思います。くり返しますが、少なくない著者は、そんなことは(僕も含めて)望んでいないし、無理だと言うことはわかっているように思います。そういう道筋ではなくとも、表現を続けられる環境を示すことができれば、(もちろん以前ほどの収益は望めないでしょうが、でも違った、そしてまた別の形で)再建できるのは、と思いますし、再建してほしいと願っています。

<「スタレビにとってLIVEとは?」という質問に対して>
だってやりたいんだもの。その「やりたい」っていうのは、ああなりたいっていうんじゃなくって。いや、もちろんストーンズみたいになりたいとかさ、そりゃたとえば、山下達郎みたいになりたいとか、小田和正みたいになりたいとかね、でも、あの、それはもうすでに誰かがやっていることだし、じゃあ僕らは、あの、それ以上か、それ以下かわかんないけども、そうじゃないポジションを作ることによって、あの、たとえばこれから音楽をやる人たちが、また選択肢が増えるような気がするのね日本の音楽ヒットチャートの中で、大ヒット曲を飛ばさないと、音楽はできないんだっていう状況のなかから、割とライブをみっちりやっていけば、きっちりやっていけば、バンドっていうのは音楽活動をできるんだなっていう、そういう道筋をね、教えてあげるのが、僕らのやり方だし

以上が僕の見解です。いろいろと現実的な点を無視した意見かもしれませんが、あえて掲載させて頂きました。

近々、ホームページをガラーっと変えます。
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新風舎株式会社新風舎(かぶしきがいしゃしんぷうしゃ)は、自費出版、共同出版を行う日本の出版社。概要* 社名:株式会社新風舎* 住所:東京都港区 (東京都)|港区青山 (東京都)|南青山二丁目22番17号* 電話番号:03-5775-5040* 代表取締役社長 松崎義行(著書での名前は...
2008/01/09(水) 07:29:21 | ひなたのブログ
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