もともと他人との協力関係が、生きていくうえで必要不可欠だと考えている高信頼者は、他人との間に協力関係を築こうと積極的に行動します。もちろん、そこでかならず協力関係がうまく行くとは限りません。時には信じた相手から騙されることもあるでしょう。
しかし、そこで高信頼者は懲りることなく、その失敗を教訓にしてまた他者との協力関係を築こうとするので、高信頼者たちは他人の信頼性をだんだん的確にチェックできるようになっていくというわけです。
さらにそこで付け加えれば、こうして他人の信頼性をうまく検知する能力を手に入れれば、それだけ高信頼者たちは協力関係において成功を収めていくので、ますます他者と関係を結ぼうと考えるでしょう。そうなると、ますます経験値が増していくので、さらに相手の信頼性を検知する能力に磨きがかかっていくというわけです。
これに対して、低信頼者の場合は最初から他人との協力関係はありえないと思っているので、他人がどれだけ信用できるかどうかなど考えてもみようとしません。その結果、低信頼者の信頼性検知能力は磨かれることなく終わってしまいます。
いや、それだけならばいいのですが、こうした低信頼者の人もときには他人との協力関係を結ぼうと考えるかもしれません。しかし、彼らには相手の信頼性を正確に予想する能力がないので、しばしば相手に裏切られたり騙されたりします。この結果、ますます低信頼者は相手を信用しなくなってしまうので、さらに他人の信頼性を検知する能力が育たないという結果になってしまいます。
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