わたり終えるか、転げ落ちるか
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今日は紀伊国屋サザンシアターにて行われました「第38回紀伊國屋サザンセミナー『思想地図』発刊記念シンポジウム―公共性とエリート主義―」を聞きに新宿へ。7Fのエレベーター扉が開いた途端にものすごい人だかりが目の前に。「こ、ここってホントに現代思想のイベントの場?」っていう疑いの気持ちがなかなか拭えず苦労しました。うーむ現代思想、ホントに今来てるのでしょうか。それとも「東浩紀、北田暁大、姜尚中、宮台真司、鈴木謙介」っていう組み合わせがなせるワザ、ということなのでしょうか。いずれにせよ、「東浩紀、北田暁大、姜尚中、宮台真司、鈴木謙介」っていう並びを見て、異様に興奮してしまう今までの自分の読書暦に(と言いますか、5人中4人全著作持ってるってどうよ)、しみじみと感謝したくなったひとときでした。

今回はぜひ参加したい!ということで速攻でチケットも押さえたのですが、ちょっと今仕事が定時で終われるかビミョーな時期で、うーん行けるかなぁっていう感じだったのですが、以前東さんがブログで↓のように書いていたこともあり、これは意地でも行かねばと週明けから無理やり詰め込み×2な感じでサバき(?)ました。そしてホントはこちらを本業にしたい明日締切の原稿も無事送ることができました。ふひー。

思想地図シンポについて事務連絡;東浩紀の渦状言論

それにしても、なんでこんな告知をパネラーのひとりにすぎないぼくがする羽目になっているのか、その理由についてつらつら考えてみるに、おそらく今回のシンポジウム、店頭でのチケット販売に較べてウェブ申込での取り置きの比率が異様に高く、その多くがぼくのブログ経由で、そして東浩紀のブログを経由して申し込んでくるような学生orニートはいまひとつ信用できないぞと主催者側が考えているからではないかと思うわけです(笑)

東浩紀の読者のみなさん。これ以上信用を落とさないためにも、取り置きしたひとは必ず当日会場に向かいましょう。そして当日来れないひとは、必ず連絡しましょう。まじでよろしくお願いします。

思想地図 vol.1 (1) (NHKブックス 別巻)思想地図 vol.1 (1) (NHKブックス 別巻)
東 浩紀 北田 暁大

by G-Tools

序盤は北田さんのそれはもうわかりやすくすっきりと整理された「公共性」「エリート」の定義から始まり(以前ここでも書きました、山岸先生の「信頼」のお話と絡めて下さったので、よりわかりやすかったです)、一人10分間のご意見を順繰りに展開され、「整理する人が3人(東さん、北田さん、チャーリーさん)」状態がうまく機能しているのではと思ったのですが、後半からかなりヒートアップ(怖かったなぁ、宮台さん)。最後は何が何だかまとまりがつかないまま、時間切れ、という感じでした。

以前、「私見では真理性に基づく記述(リベラルアート的な目的プログラム)よりも、機能に基づく記述(制御の学的な条件プログラム)の方がトタリテート(全体性)において優位な─梯子を外されにい─時代になった」とおっしゃられていた宮台さんの「エリート」観、「社会設計」観、「亜細亜主義の使い方」観に対して、若手の方々が(と言いますか東さんとチャーリーさんが)、もーのすごく反発していたのが印象的でした。「真理」よりも「機能」っていう見方は一緒なのですが、いかんせん、双方が「機能」を期待する対象に違いがありすぎる(何たって一方は「天皇」「亜細亜主義」、一方は「オタクの断片化した知識の集積」なのですから)。

個人的にとっても心に残ったのが、お弟子さんであるチャーリーさんによる、師匠である宮台さんへの「挑発」シーン。「挑発」といってもそれは「アツイ」類の気持ちから来るものではなく、「哀れみ」としか言いようのない「無念」な気持ちからのものだったのではとつくづく思えたからです。

僕も鈴木さんと同じく、90年代半ばに「宮台真司」の言説に、完全にノックアウトされた一人で、授業をサボっては「終わりなき日常を生きろ」とか「まぼろしの郊外」とか「透明な存在の不透明な悪意」とかを中庭で読みふけっていました。今日鈴木さんもおっしゃっていたように、そして宮台さん自身の著書のタイトルにもあるように「これが答えだ!」的な感じが、まさにあの頃の宮台さんにはあったんですよね。それが最近、どうしてこうなってしまったのか、っていうくらい響かなくなってきたのです。

…おお、気がつけば長くなってしまった…続きはまたいずれ…。
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