わたり終えるか、転げ落ちるか
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
■先週末は紀伊國屋サザンセミナーにて行われました「ロスジェネ」発刊イベント『言論空間に挑む新雑誌』を聴きに職場の送別会をブッチして新宿へ猛ダーッシュ&ギリギリセーフ。浅尾大輔さん、雨宮処凛さん、増山麗奈さんの3人による第1部と、赤木智弘さん、東浩紀さん、大澤信亮さん、萱野稔人さん、杉田俊介さんの5人による第2部という2部構成。ギリギリまで同日に三省堂で行われておりました本田由紀さんと上野千鶴子さんとのトークセッションと迷いに迷ったのですが(テーマもかぶっているし(=「軋む社会」)、何とか裏で日程をずらせなかったのでしょうか…)、結局こちらにしました。
ロスジェネ 創刊号ロスジェネ 創刊号
赤木 智弘

by G-Tools
特に興味深かったのは、ロスジェネ問題は「敵を見つけてそいつを倒してはい、おしまいという問題ではない」という東さんのご指摘と、ネオリベは「富の再配分には機能してきたが、尊厳の再配分には機能しない」というこれまた東さんのご指摘。特に後者はちょうど「友だち地獄」のある箇所を読んでいたこともあって、ぬぁーっと座席で頭を抱えました。

いわば孤立化した人間関係を生きる若者たちは、人間関係の多元化にともなう価値の相対化とその魅力の低下に対処するために、また、昨今の新自由主義的な経済活動に適合したコミュニケーションへの社会的圧力に抵抗するために、その社会との接触を放棄しようとしている、閉じられた関係へと感覚の窓を閉じてしまうことで、自らの視線の絶対性と安定性を確保しようとしているあらゆるものの価値が相対化され、また、経済原則の圧倒的な優位によってその相対化がさらに推し進められてきたこの社会で、それでもなお生のリアリティをなんとか保ちつづけるために、社会へとつながる回路をあえて積極的に遮断しようとしていたのである

友だち地獄―「空気を読む」世代のサバイバル (ちくま新書 710)友だち地獄―「空気を読む」世代のサバイバル (ちくま新書 710)
土井 隆義

by G-Tools

「再配分」の目的語に「尊厳」が来るってだけでも結構なインパクトだったのに、その問題の深さを想像するにかなり気分的に滅入りました(週末の山手線の酒臭さに滅入ったという話もありますが)。

イベント終了後、雨宮さんと東さんの著書にサインを頂きました。雨宮さんにはこういう機会でお会いするたびに「長時間話してみたい」と思ってしまう何かがありまして(でも結局何も言えないのですが)、いつも喉元まで出てきた言葉でいっぱい状態になります(同い年っていうのが一番大きいのかなぁ)。そして楽しみにしておりました「キャラクターズ」!まだ数ページしか読めていないですが、もーのすごく面白そうな予感ムンムン。
右翼と左翼はどうちがう?(14歳の世渡り術)右翼と左翼はどうちがう?
雨宮 処凛

by G-Tools
キャラクターズキャラクターズ
東 浩紀

by G-Tools

■自宅に着いてからは気分一新して竹善さんの最新ライブDVDを。1曲目からラストまであっという間でした♪楽器が少ない分だけごまかしがきかないのに、細部の細部までもーのすごく緻密ったら緻密。「Welcome to my room」のときも思ったのですが、竹善さんのピアノを弾く手元、(一音一音を大切にする緊張感からか)結構震えているんですよね。そういう緊張感がメンバーの方全員から伝わってきて(表面的にはとってもにこやかに&楽しげに演奏されているのですが)、とーっても良かったです。
LIVE WITH the CORNERSTONES ’07 中野サンプラザLIVE WITH the CORNERSTONES ’07 中野サンプラザ
佐藤竹善

by G-Tools
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。