わたり終えるか、転げ落ちるか
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
昨日の茂木さんの日記にふと「Sign」の歌詞を。「傑作のうちに」ある「限りない秘密」と、「君が見せる仕草」にある「僕を強くさせるサイン」。うーむ。何だかしめの言葉まで似ている気が。人生が「有限であること」を真剣に考えたとき、やはりここに行き着くのでしょうか。

スプマンテの泡に溶けて;茂木健一郎 クオリア日記

「現実ってさあ、絶対に理想通りにはならないじゃん、ダメなやつとか、ダメなものとか、そういうものはいくらでもある。だけど、そういうものにフォーカスしていると、時間がもったいないと思うんだよね。良いもの、素晴らしいもの、それを見つけたら、それだけのことを考えていれば良い。人間って、素晴らしいものの前ではついつい幸福になってしまってエポケーしてしまうよね。でも、エポケーの先に行くことが大切なんだ。たとえば、日月山水図屏風。あれは本当に素晴らしくて、その素晴らしい、という感覚のうちにエポケーしてしまいがちだけれども、本当はその先があるんだ。どんどんどんどん先に行くことができるんだ。傑作のうちには、限りない秘密がある。その秘密に寄り添って、全身全霊考え、感じているだけでも、人生なんて終わってしまうんじゃないかなあ。本当は、退屈などない。

マクタガートの時間論、斎場御獄、モネの絵。バッハの音楽。すばらしいものについて考えているだけで、そこで良質の精神運動が立ち上がる。どんどんどんどん先に行くことができる。斎場御獄の一番奥のところ、あそこはなぜ、岩がもう一つの岩にあのように倒れかかっていて、そこを抜けると、こんな輪の中に久高島が見えるのだろう。なぜ、死者の魂のように黒地に白い帯のシロオビアゲハが飛んでいるんだろう。

そのようなことを考えているだけで、どこまでもどこまでも行くことができる。最良の精神運動のうちに。そう考えたら、朝から晩まで、良いもの、素晴らしいもののことだけを考えていれば良い。全力で、もっと先へ、もっと先へと行けば良い。だって、一生かかったって、自分が愛するもの、素敵だと思うものすべてについて、その先、もっと先を見きわめることができないじゃないか。それだったら、ダメなものに目をとらわれている時間はないじゃないか。ぼくは、そう思うんだよ。


君が見せる仕草 僕を強くさせるサイン
もう 何ひとつ見落とさない
そうやって暮らしていこう
そんなことを考えている

SignSign
Mr.Children

by G-Tools
コメント
この記事へのコメント
久しぶりのコメントで(笑)
こんばんは☆
私も職場で茂木さんの日記を読んでいて、気がついたら目に涙が溢れてました。
それが職場で休憩を取ろうとコーヒーをDripしてる時だったんで自分でもびっくり。(^^;)
モネの絵もちょうど先月行った美術館で広い展示室で大好きな睡蓮と一人向き合うという貴重な体験をしてきた後ったので、ものすごく心に響いちゃったのかも。(^^)ゞ
日月山水図屏風のコメントもよかった。
エポケーの先、大切ですね。

と、『まばたきの葉』、以前テレビで見たのですがコチラも素敵ですよね。
子供に混ざっての参加は恥ずかしいけれど、噴き出したまばたきする葉を全身で感じてみたいなぁ~♪
2009/04/04(土) 21:53 | URL | しおん #6facQlv.[ 編集]
ごぶさたですー!
何だか最近忙しさにかまけて、「エポケーの先」に進むことに時間を割くことがなかなかできなくって…。しおんさんのように傑作と「一人向き合う」時間、とってもステキだと思います。うらやましい限りです。

そして頂いたメールの件、また改めて連絡しますー!
2009/04/06(月) 00:35 | URL | 啓介 #6OcbfI92[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。