わたり終えるか、転げ落ちるか
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8月20日(土)に放送された「BS2 ハイビジョン特集 『“スマイル”~ビーチ・ボーイズ 幻のアルバム完成』」をやっと観ました。
B0009EOZO4スマイル DVD
ブライアン・ウィルソン

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自分の才能への「絶対的な自信」「絶対的な不安」の間を、痛烈なまでに往復する彼の姿は観ててホント痛々しかったです。「スマイル」完全通しライブ終演後の大スタンディング・オベーションを、それでも、それでも不安そうに見つめる(ように僕には見えました)ブライアンの目線が何とも涙を誘います(;_;)。

思えば「自信」なき「不安」も、「不安」なき「自信」も、感性の揺らぎに乏しい分、大したことないんですよね。さっき書いた「自信」「不安」の間の痛烈な往復の中で生じるダイナミクスこそが、時代の壁を突破できる新たなものを生み出す力となるのですから。

ただ、そうは言っても、「スマイル」の完成というミュージック・シーンにとっての大きな「福音」にとって、ブライアン「悲劇」はやはり大きすぎたように思います。大きすぎた「悲劇」によってもたらされた「福音」の話と言えば、「ビューティフル・マインド」で描かれた天才数学者、ジョン・ナッシュをどことなく思わせます。
B00006LSXRビューティフル・マインド
トッド・ハロウェル

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…そして何より、ツアーで拍手喝采を浴び続ける(ブライアン以外の)ビーチ・ボーイズ4人が、その一方でスタジオで緻密に音を創り上げていくブライアンの作品を理解できなくなっていき、その結果、距離が生じてくるという様子は、どうしてもスタレビ三谷さんを重ねずにはいられなかったです(今さらスタレビ三谷さんの関係について触れるのはタブーだとは思うのですが)。

ちなみに今、我が家の「SMiLE」の隣には「Sometimes Happy」が並んでいます。文字通りの「ほほえましさ」と共に、その裏に潜む「皮肉さ」を持つタイトルとして、どちらもかぶるような気がしたからです。
B0002LI11MSMiLE
Brian Wilson

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※関連記事をリンクさせて頂きました(9/1追記)。
名盤紹介-ザ・ビーチ・ボーイズ/ペット・サウンズ-;Kuhaku-音楽プロジェクト「空白」-
B0000A14WBPet Sounds
The Beach Boys

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この『ペット・サウンズ』も、私などが今さら評価せずともよい有名盤なのですが、未
2005/08/30(火) 20:00:14 | Kuhaku-音楽プロジェクト「空白」-
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