わたり終えるか、転げ落ちるか
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おそるおそる門を叩いてみました、大図研。正直最初の全体会は退屈(ちょっと元気のない話ばかり)でしたが、研究報告からは前向きなお話が多く、非常に興味深く拝聴させていただきました。挙手・発言とはほど遠い消極的な参加ではありましたが、今後少しずつ、あの雰囲気に入っていけたらと思いました。以下、私の備忘録的メモ(理解が間違っているところもあるかもしれません)。

まずは大阪大学附属図書館の土出郁子さんによる「全国遺跡資料リポジトリ・プロジェクト : サブジェクトリポジトリ,地方自治体との協働」と題した、遺跡資料レポジトリについての発表でした。淡々とした紹介部分と、感情がむき出しになる部分とのギャップが非常に印象的でした。

・「各県にひとつサーバを置き、遺跡資料を電子化してアーカイブ・発信する」とのこと。
・発掘調査報告書(=埋蔵文化財の保護措置を講じた行政措置の記録)は「遺跡そのもの」「替えがきかない存在」、さらには「報告書の完成=発掘調査の完了」。
・整理したいけど難しい。付属CDがあったり、地図が付いていたり、いきなりシリーズ名・巻名が変わったり…。
・今後は国立情報学研究所によるクラウド化の方向。
・権利処理は教育委員会に一任している。
・画像保存の基準は(おそらく)600dpi。
・「デジタル岡山大百科」「愛知県埋蔵文化財センター」等の紹介も。
<関連>
10年後のリポジトリ (特集 10年後の大学図書館) / 土出 郁子


続いて京都大学附属図書館の天野絵里子さんによる「大学図書館員の仕事 : 専門性はどこにある?」。iPadを用いての発表で注目を集めていました。先の土出さんもそうでしたが、天野さんも落ち着いていてプレゼン上手!

・図書館員12,421人に対して、専任5,902人、非専任6,519人(学生バイトカウントせず)。
・1校あたりの整理業務。1975年には4,7人。2009年には0.8人。基本1人を切っている状態(=同じ仕事をやっている人がいない状態)。但し管理職はなぜか1.5人。グラフの印象が強烈でした。
・「うつ」に関する興味深い割合。平均男性7.2人、女性7.0人に対し、図書館員は男性12.0人、女性12.2人。理由は仕事で必要な情報が入ってこない。仕事を自分で決められない、など。
・P(aper)からE(lectric)への時代。さらに付け加えたいのが、O(pen)、S(ocial)への流れ。U40、Code4LIB JAPAN等注目!

数字を駆使したり、「追加」ではなく「上書き」を、といったレトリックも凝っていて、ものすごく引き込まれたプレゼンでした。また、静かに淡々とお話する中に、燃えたぎる何かを持った方なのでは、と思ったひとときでした。ものすごく遠まわしに「何も仕事していない年寄りは一刻も早く退場せよ!」と言っているようにも(違ったらすみません)。

2日目もとってもおもしろかったのですが、今日は力尽きたのでまた改めて書きます。
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