わたり終えるか、転げ落ちるか
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大図研2日目!今大会でいちばんお目当てにしていたシステム分科会から、です。

小野永貴さんによる「国内外の事例からみるWeb時代の図書館システム~利用履歴活用、図書館ポータル、情報発信~」と題したお話。若い!フレッシュ!なのに(だから?)めちゃくちゃインテリジェンス溢れる発表!

・Amazonでは当たり前のようにある「履歴を利用したリコメンドシステム」、なぜ図書館システムにない?
・ユーザーのアクセスパス≠システムのアクセスパス。前者が非常に多様なため。
・図書館システムは「ポータル」から「リビング」へ。より快適化する方向へ。
・Input(資料収集)→Output(知的創造)。後者を生み出すキーワードはやはり「Simple & Quick」。
・情報が「遠い」「近い」について。

遠い近い
複雑シンプル
入手文献管理

SCPJのようなWeb協同作業が注目される。
・リンクリゾルバにとってAPI提供はmust。
・「0件履歴」=「ニーズがあったのに蔵書がない」と判断でき、選書に役立てることも。
<質疑>
・公共図書館では有益な利用者履歴は集まらないのでは?単館ではそもそも数が集まらないのでは?
→様々な地域との連携が必要。その際に地域別で読む本の傾向など出せるかもしれない。そもそもAmazonの履歴データをもらった方が有益なリコメンド情報を出せるかも、という話もある。
・貸出履歴を参照してリコメンドしていると、人気のある本は貸し出しされるが、日の当たらない文献は?
→リコメンドシステムには利用者の履歴に基づいたものと、コンテンツ(件名・分類)に基づいたものとがある。
・図書館システムと他部局との連携の促進は?
→シングルサインオン等、「Simple & Quick」路線で進める必要がある。
<参考>
Project Shizuku ~次世代図書館情報システム~
tulips

岡崎市立中央図書館HP大量アクセス事件についても言及され「図書館にとって良い利用者であるはずの人が逮捕される」という事実は、ほんとうに「誰も得していない」という指摘が印象的でした。

京都大学附属図書館の渡辺英理子さんによる「次世代NACSIS-CAT/ILL~展望と課題~」。「次世代目録所在情報サービスの在り方について(最終報告)」の内容を下地に、という内容でしたが、会場のほとんどの方が「既読」状態であったにも拘らず、僕はまったく読んだことがなく…あまりの恥ずかしさに下を向いてしまいました。

・NACSIS CAT/ILLのグランドデザインが共有できていないのでは。→Data、System、Service、Knowledge、People
・ERMSは次世代OPACではない。ただの権利管理。下手に活用すれば図書館の負担は増えてしまう。
・国立国会図書館との連携について。→まだまだだが、以前より確実に垣根は低くなっている。
<参考>
次世代目録所在情報サービスの在り方について(最終報告)

発表はとてもわかりやすく、渡辺さんの「NACSIS CAT/ILLのグランドデザインが共有できていない」という一言にすべてが集約されているように思いました。

午後のラーニング・コモンズの分科会も出席したかったのですが、ちょっと体調がすぐれず、ここで帰ることにしました。(夜の懇親会とかぜひ出たかったのですが!)いやーそれにしても図書館界、ホントにアツイ、と思いました。今後もできるだけ積極的に、こういう場に足を運びたいと思います!
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